大津波の証言
■津波に遭遇した人の生々しい証言報道をまとめてみました。河北新報社は4月12日から「私が見た大津波」と題して不定期連載を始めており、この記事が中心となりますが、岩手日報社の記者がまとめた各地域毎の「記者の証言」も完成度が高いと感じます。地域別、報道順に紹介します。
- 宮城県・石巻市――<記事数=19> 岩手県・洋野町――<記事数=02>
- 宮城県・仙台市――<記事数=10> 岩手県・久慈―――<記事数=01>
- 宮城県・南三陸町―<記事数=10> 岩手県・田野畑村―<記事数=01>
- 宮城県・名取市――<記事数=09> 岩手県・宮古―――<記事数=01>
- 宮城県・女川町――<記事数=07> 岩手県・山田町――<記事数=01>
- 宮城県・気仙沼市―<記事数=07> 岩手県・釜石市――<記事数=02>
- 宮城県・山元町――<記事数=06> 岩手県・大船渡市―<記事数=01>
- 宮城県・多賀城市―<記事数=10> 岩手県・陸前高田―<記事数=01>
- 宮城県・東松島市―<記事数=06>
- 宮城県・亘理町――<記事数=04>
- 宮城県・岩沼市――<記事数=02>
- 宮城県・七ヶ浜町―<記事数=02>
- 宮城県・塩釜市――<記事数=01>
大津波の悲劇
■石巻市大川小学校に代表される大津波の悲劇報道を紹介します。新聞社各紙の記事を報道順に編集していますが、読んでみると、人災の一面も否めない悲劇も見受けられます
- 宮城県石巻市・大川小学校――<全校児童の7割が死亡・不明になった。遺族提訴へ>
- 宮城県山元町・常磐自動車学校―<地震から約40分後に送迎車が出発、25人が死亡。遺族提訴へ>
- 宮城県石巻市・日和幼稚園――<高台にあった幼稚園から園児を乗せたバスが海岸へ向け出発してしまった>
- 宮城県山元町・ふじ幼稚園――<幼稚園バス濁流に 園児ら5人死亡4人不明>
- 岩手県大船渡市・さんりくの園――<特養ホームの惨劇/逃げた中庭、情報の死角>
- 宮城県南三陸町・公立志津川病院――<75人死亡・不明 公立志津川病院は4階まで津波>
- 宮城県南三陸町・防災対策庁舎――<最後まで避難放送/屋上まで達した津波に流される>
- 宮城県南三陸町・遠藤未希さんの悲劇――<最後まで避難放送を続け亡くなった遠藤さんの関連記事>
- 宮城県南三陸町・慈恵園――<標高15mの高台にあったが天井近くまでの津波で犠牲>
- 宮城県山元町・東保育園――<保育中の園児が犠牲になったことが6月に判明。11月、遺族提訴へ>
津波への対応
■救助を優先し行方不明に
- 逃げずに救助にあたり行方不明に――――<石巻市・北上総合支所/3月25日・河北新報>
■それなりの備えがあったが過信があった
- 誇りの防潮堤を過信してしまった――――<岩手・田老町/4月10日・河北新報>
- 過信があだに―――――――――――――<岩手・山田湾/4月17日・河北新報>
■津波の襲来を予測し迅速に行動した
- 迅速避難全員無事―――――――――――<大船渡越喜来小/3月25日・河北新報>
- 被害を抑えた防災意識の高さ――――――<石巻市雄勝町水浜集落/4月02日・産経新聞>
■先人の教え通りに行動した・対応を済ませていた
- 「津波のときは井戸を見ろ」で助かる――<岩手県大槌町/3月16日・産経ニュース>
- 東北一の水門が村を守った―――――――<岩手県普代村/3月26日夕刊・河北新報>
- 高台に住居移転し被害ゼロ―――――――<大船渡市の綾里白浜/3月27日・河北新報>
- 「てんでんこ」が子供たちを救う――――<釜石市・大船渡市/3月28日・読売新聞>
- 「此処より下に家を建てるな」警告守る―<宮古・姉吉/3月30日・読売新聞>
- 高台に集団移住――――――――――――<大船渡吉浜湾/4月10日・河北新報>
- 普代守った巨大水門――――――――――<岩手県普代村/4月24日・岩手日報>
■先人の教えを生かさなかった・誤信が悲劇を
- 「浪分神社」の伝承途絶える――――――<仙台/4月10日・河北新報>
- 「まず引き波」の誤信が悲劇を―――――<岩手・大槌町/5月1日・河北新報>
■津波が来ることが分ったらどうする
- 船の沖出しは是か非か―――――――――<5月14日・河北新報>
■津波対策のヒント・高速道路の利用
- 東部道路が津波から住民救う――――――<仙台/4月03日・河北新報>